市販のニキビ用塗り薬はお値段も手頃で、手に入れやすいので便利ですが、
購入する前に必ず成分を確認しましょう。
特に注意が必要なのが「イオウ」を含んだ塗り薬。
イオウには殺菌作用があるので、アクネ菌の増殖を抑え、
しかも、角質柔軟作用があるので毛穴のつまり防止に役立ちます。
しかし、もうひとつ脱脂作用もあるんです。
過剰な皮脂分泌が原因でできる思春期ニキビには適していますが、
原因が複雑な大人ニキビにはNG。
必要な油分まで奪われてしまい、乾燥が進んでしまうことになり、
ガサガサ肌になってしまうこともあるんですよ。
なかなか治らない…とイオウ配合のものを使い続ければ
乾燥から角質肥厚が進んで、毛穴つまりを招いてしまう結果に。
これではまったく逆効果ですよね。
イオウ以外の成分配合のものを選ぼう
市販の塗り薬の中には、最近では大人ニキビに特化したものも
いくらか出ていますが、これらにはイオウが入っていません。
また、思春期用・大人用と特に書いていないものでも
イオウの入っていないものもありますので、購入する場合はそれらを選びましょう。
市販のニキビ薬に含まれている主な成分
- イソプロピルメチルフェノール(殺菌・抗炎症成分)
- イソプロピルメチルフェノール(殺菌成分)
- アラントイン(抗炎症・皮膚細胞増殖成分)
- レゾルシン(殺菌成分)
- 酢酸トコフェロール(抗酸化・血行促進成分)
- テラコートリル(抗炎症成分)
上記以外にもまだまだありますが、これらの成分がよく使われています。
ただ、市販薬は処方薬のような強力な成分は使えませんので、
やはり処方薬には勝てません。
どんどん悪化していく…と感じたら迷わず皮膚科に行くのが一番です。
結局はその方が時間もお金も節約になるんですよ。
(関連記事 ⇒ 超悪化!大人ニキビで皮膚科へ行ったときのこと)
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