なかなか治らない…治ったと思ってもまたすぐできる、
生理前にできたニキビがいつまでたっても治らない…。
医療機関では、しつこくいつまでも居座るニキビに対して
低用量ピルが処方されることがあります。
(関連記事 ⇒ 大人ニキビの皮膚科での治療とは?)
何をやっても治らなかったのに低用量ピルで綺麗に治った、
という人も多いんですよ。
ニキビにも効果を発揮する低用量ピル
ピルは経口避妊薬ですから、本来の目的は避妊。
排卵を抑制することで、高い避妊効果があるお薬です。
でも、低用量ピルはニキビの治療にも効果を発揮するんです。
特に黄体期に分泌量が増える黄体ホルモン(プロゲステロン)は
皮脂分泌を活発にするため、ニキビの大きな原因となります。
しかし、低用量ピルを服用すると黄体ホルモンの分泌が
抑制されるので、皮脂分泌を抑えられるというわけです。
(関連記事 ⇒ 生理前になるとポツン!黄体期にできるニキビ)
低用量ピルの副作用は?
治りにくい大人ニキビの快方が見込める低用量ピルですが、
やっぱり副作用もあるんです。
しかし、昔使われていた中高用量ピルにくらべると、
はるかに軽い副作用です。
つわりに似た症状が出ることがある
一時的に吐き気や頭痛、むくみ、乳房の張りや痛み、
不正出血が起こることがありますが、たいていは数日で治まります。
ただし、乳房の張りは長く続くことがあります。
ピルが使えない人もいる
ニキビの原因から取り除ける低用量ピルですが、
残念ながら服用できない人もいるんです。
こんな人は服用できないので注意して下さい。
- 高血圧の人
- 35歳以上で1日15本以上の喫煙をする人
- 現在、妊娠中や授乳中の人
- 乳がん、子宮体がんなどに罹っている人や疑いのある人
- 血栓症になったことがある人(ピルを飲むと血液が溜まりやすくなるため)
このほかにも肥満の人や偏頭痛のひどい人、婦人病治療中の人は
服用に注意が必要なので、医師とよく相談しましょう。
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