治っても治ってもまたできる、イヤ~な大人ニキビ。
やっと治った!と思っても、
実は…赤みが完全に引くまでは治っていないんです。
ニキビが治っても、赤みがあるうちは、
まだ毛穴が正常な状態に戻っていない証拠。
この時期に、油断して刺激を与えてしまうと、
また再発地獄の繰り返しになってしまうこともあるんですよ。
ニキビはこうやって治っていく
炎症を起こしたニキビは、少しずつ炎症が治まっていき、
元通りの毛穴に戻っていきます。
そして、何もないまま鎮静化する場合と、
角栓が取れて膿や皮脂が排出される場合があるんです。
どちらの場合も毛穴は元通りになり、
正常に皮脂の排出ができるようになって一段落です。
クレーターやケロイドになってしまうことも!
ところが、何もなかったように治るはずのニキビが、
クレーターやケロイドになってしまうことがあります。
ニキビは同じ毛穴に繰り返しできるものなんですが、
何度も何度もひどい炎症を繰り返すと、内部の組織まで破壊されてしまうんです。
(関連記事 ⇒ 大人ニキビのQ&A)
クレーターができるメカニズム
ひどい炎症によって、毛穴周辺の組織や真皮のコラーゲンまで破壊されると、
再生した皮膚はフラットに定着せず、毛穴の内側に凹んでしまいます。
結節性ニキビなど、固いしこりができるタイプは要注意です。
3回以上、同じ毛穴でニキビの炎症を起こした場合、
クレーターができやすいといわれています。
ケロイドができるメカニズム
ひどい炎症によって、毛穴自体の組織が破壊されてしまうと、
皮脂腺も毛穴自体もなくなってしまいます。
そして、炎症を鎮静化するために作られたコラーゲン繊維が皮下で折り重なり、
表面に盛り上がって、ケロイドになってしまうんです。
よく盲腸炎の手術の傷跡が盛り上がっている人がいますが、
あれも傷口が盛り上がって定着した状態です。
それと同じことがニキビ痕にも起こってしまうんですね。
(関連記事 ⇒ ニキビ痕が残ってしまったら?種類別のケアをしよう)
クレーターやケロイドを残さないためには、とにかく触らないこと。
どうしても気になって触りたくなりますが、
ニキビは触れば触るほど、炎症が悪化してしまいます。
触るたびに痕が残るリスクが高まるので、注意しましょう。
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