大人ニキビの直接の原因は、毛穴が詰まって皮脂が溜まり、
そこへアクネ菌などの原因菌が繁殖して炎症を起こすから。
そして、その皮脂が詰まる原因は様々です。
乾燥による角質肥厚だったり、ターンオーバーのスピード低下によって
古い角質が毛穴を塞いでしまったり、ホルモンバランスの乱れによって
皮脂分泌量が一時的に多くなったり。
そして、もうひとつの原因が皮脂の粘度の変化です。
温度によって粘度が変わる皮脂
よく、冬場だけやたらとニキビができる…って人がいますが、
これは肌の乾燥によって角質が分厚くなるのが一番の原因。
でも、皮脂自体に原因があることもあるんです。
皮脂にはワックスエステルという成分が含まれています。
これはロウソクのろうと同じ成分で、温度差によって粘度が変化します。
温度が高いときには、ちょうどサラダ油のようにサラサラに、
温度が低いときは固まってラードのようになるんです。
一旦、固まってしまった皮脂は、たとえ毛穴が開いていても、
排出し辛い状態になり、毛包の中にどんどん溜まってしまいます。
もともと皮脂分泌の多いオイリー肌の人は、
冬場は特に詰まりやすくなってしまうので要注意です。
ホットタオルで温めて固まった皮脂を液状に
オイリー肌で、冬場によくニキビができるって人は、
皮脂が固まって詰まっているのかもしれません。
そんな場合にはホットタオルで温めケアがおすすめ。
毎日やる必要はありません。週一程度を目安に。
洗顔前にホットタオルで温めることで、
毛穴を開き、詰まった皮脂を柔らかい液状にします。
ホットタオルは、濡らして絞ったタオルを
レンジで1分チンするだけでできます。
また、お湯で濡らして絞ったタオルでもOKです。
洗顔後は毛穴が開いているうちに、化粧水、美容液でケアしましょう。
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