「肌にはもともとバリア機能がある」ってよく聞きますが、
でも、そもそもこのバリア機能って何だかご存知ですか?
もしこの機能がなければ、例えばお風呂に入っただけで、
体は水分を吸い込んでブヨブヨに…
洗顔しただけで顔がふやける…
ってことになってしまうんですが、そうならないのは
肌のもっとも外側、表皮の一番上にある「角層」のおかげなんです。
バリア機能の2つの働き
角層の厚みはわずか0.02mm。薄い膜のような組織です。
この薄い膜には20層もの細胞が折り重なっています。
そして、それぞれの細胞のすき間を埋めているのが、
セラミドなどの細胞間脂質です。
異物の侵入を防ぐ
セラミドが細胞同士を密着させることによって、
異物が肌に侵入するのを防ぎ、刺激から肌を守ります。
肌内部のうるおいを保持する
角層には水分が含まれていますが、それはセラミドなどの
保湿機能が働いているから。
セラミドが減ってしまうと、徐々に肌の水分は蒸発することになり、
肌内部のうるおいは失われてしまいます。
つまり、肌のバリア機能を保っているのは
セラミドなどの細胞間脂質によるところが大きいんですね。
セラミドが足りなくなるとどうなる?
20層の角層を密着させているセラミドが足りなくなれば、
肌がはがれやすくなり、部分的にはがれ落ちたりします。
その結果、バリア機能が低下してしまい、肌は外的刺激に敏感になります。
乾燥はもちろん、ニキビや肌老化の原因を作ってしまうことに。
美容液はセラミド配合のものを
セラミドは年齢を重ねるごとに減少していくだけでなく、
生産能力も低下するので、どうしても不足しがちになります。
これを補うには、セラミド配合基礎化粧品の使用が効果的。
でも、セラミドは水溶性ではないので、化粧水にはまず入っていないので、
注意してください。
また、セラミド配合美容液といってもたくさんの種類があるので、
購入するときには、成分表示をよく確認しましょう。
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