表皮は「角層」と角層以下の表皮でできています。
バリア機能を発揮して、外的刺激から肌を守っているのが、
一番外側にある「角層」です。
(前回の記事 ⇒ 肌のバリア機能とは?)
角層の直下には、次に角質細胞になるはずの
新しく作られた細胞が何層にも重なっています。
そして、その下にあるのが「基底層」という組織で、
とっても大切な働きをしているんですよ。
というのも、ここが弱くなるとシミができやすくなるんですヽ(‘A`)ノェェェ
基底層の働きとは?
表皮の一番下にある非常に薄い組織ですが、
とっても重要な働きをしているんですよ。
表皮細胞を作る
毛細血管から酸素と栄養素を受け取って、細胞分裂します。
これが新しい表皮になっていく訳ですね。
真皮を保護する
基底層の底面には「基底膜」という仕切りのような組織があり、
これと一体になって真皮を守っているんです。
真皮は表皮と違い、一度受けたダメージが完全に回復しません。
だから、ここでダメージをストップさせる必要があるんです。
メラニンを作る
メラノサイトによってメラニン色素を作ります。
シミやくすみの原因になるので、嫌われがちなメラニン色素ですが、
本来の働きは紫外線から肌を守るためのもの。
真皮に紫外線ダメージを届かせないためには、大切なものなんです。
年々シミが増える原因は基底膜にあった!
基底層の底面にある基底膜は、真皮へのダメージを
ブロックする働きがあります。
しかし、基底膜は年齢とともに弱く衰えていくもの。
そのため、メラノサイトで作られたメラニン色素がもれてしまい、
真皮にまで到達してしまうんです。
年々シミが増えたり濃くなったりするのは、これが一因だったんです。
基底膜のケアは?
基底膜の大敵は紫外線。
紫外線を浴びると、肌細胞はトリプターゼという分解酵素を作りますが、
これが基底膜をボロボロに破壊してしまうんです。
なので、まずは紫外線対策をしっかりすることが大切になります。
(関連記事 ⇒ 紫外線対策はぬかりなく!)
また、ハードなダイエットによる栄養不足、血行不良なども
基底層にダメージを与えてしまうので注意しましょう。
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